押すとクサい「あか」が出てくる出来物
出来物が腫れていたい

 
背中や顔などによく出来る、押すとクサい「あか」が出てくる出来物があります。
医学的には「粉瘤」「アテローム」と言われるものです。
 
粉瘤は、皮膚の下に、皮膚の袋ができて、中に垢と脂が溜まってできた良性の腫瘍です。 時間とともに中にたまった角質や皮脂は、袋の外には出られず、どんどんたまっていきますので、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。
場合によっては中央の皮膚開口部より細菌が侵入して炎症を起こすことがあります。ひどく化膿すると膿みがたまることがありますが、この場合表面を切開して膿みを出す必要があります。
 
 
粉瘤は、手術で摘出しなければ治りません。塗り薬では治せません。巨大なものでなければ局所麻酔の日帰り手術が可能です。
あくまでも良性腫瘍ですので、切除するか、しないかは御本人の自由意志です。しかし 放っておくと、炎症を起こしたり、非常に大きくなったりするものもあるので、ある程度以上の大きさになったものは切除したほうがよいでしょう。
小型のものであれば「へそ抜き法」という手術も可能です。傷跡が小さくできますが、10日間程度自宅での治療が必要になります。
手術について詳しくは こちらをご覧下さい。
 
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