多汗症に対する治療

多汗症は、手のひら、足のひら、わきの下などにたくさん汗が出る病気です。症状が重い方は、学業、仕事、生活に支障をきたすことがあります。当院では以下の様な治療を行っております。
 

塩化アルミニウム液外用

塩化アルミニウムが汗腺に作用し発汗を止める治療です。
 

ラピフォート®ワイプ,エクロックゲル®外用

抗コリン薬を塗ることにより発汗を止める治療です。腋窩の多汗症に有効です。
 

アポハイド®ローション外用

抗コリン薬を塗ることにより発汗を止める治療です。手掌の多汗症に有効です。
 

 イオントフォレーシス

微弱な電流により汗腺にダメージを与えて発汗を抑える治療です。
 

(実際には指輪は外して行います。)
 

グランダキシン内服、プロバンサイン内服

グランダキシンは自律神経の働きを調節する薬です。緊張するとたくさん汗が出る方に有効です。プロバンサインは抗コリン作用により多汗を改善します。
 

 漢方薬

防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)は体の水分循環を改善する作用があります。色が白く汗かきで疲れやすい方に有効です。
 

ボトックス注射

ボトックスは汗腺の神経伝達物質であるアセチルコリンを抑制することによって多汗症を改善します。効果は非常に高いですが、4カ月から半年程度で効果は消失します。(腋窩は保険適応、掌蹠は自費診療になります)
 
 

手の多汗症によるボトックス治療
 

脇の多汗症によるボトックス治療

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